60代の日常的な節約術

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冬の電気代を節約するなら暖房器具は「こたつ」がオススメ

長い冬をできるだけ快適に暖かく過ごすためには、暖房器具は欠かせません。

でも一年のうち電気代が最も高くなるのも冬の季節。

となると、どの暖房器具を選ぶかによって、またその使い方によって電気代も変わってきます。

部屋全体を暖ためたい人もいればとにかく足元を温め、あとは厚着して何とか寒さをしのぐ人、あるいは冷え性で部屋中暖かくして足元も冷やしたくないという人など、さまざまだと思います。

私もとにかく足元が冷えるとダメな方なので、家では毛糸風のふわもこレギンスに厚手の靴下を履き、その上にフリースパンツを履いています。

一昨年(2023年)6月から電気代が値上がりしたことで、電気代の節約を意識された方が多かったのではないでしょうか。

私は一昨年から冬はエアコンを一切使わなくなりました。理由は節約だけでなく、エアコンの年数がかなり経っていることでエアコン本体と室外機の音が気になったり、使用中の機能低下を感じるようになりました。

かと言って新しいエアコンを買い替えるほど、経済的に余裕もなく、迷っていた時にたまたま大手通販サイトで可愛いお一人様用の「こたつ」を見つけました。

「こたつ」の仕様を見ると、消費電力と電気代がエアコンに比べるととてもお財布にやさしい事がわかったので、すぐに購入しました。

ちなみに「こたつ」と他の暖房器具の消費電力と電気代を比較すると次のとおりです。

※ 下表は一般的な暖房器具の消費電力(W)と電気代(1時間あたり)の目安です。

  暖房器具  消費電力  電気代※3
こたつ 300〜600W 9.3〜18.6円
エアコン※1 100〜2000W 3.1〜62円
電気ストーブ※2 400〜800W 12.4〜24.8円
オイルヒーター 300〜1500W 9.3〜46.5円


※1:エアコンは10畳用対応を表示しています。

※2:電気ストーブはハロゲンヒーターの例です。

※3:1時間あたりの金額を表示しています。

補足)

電気代は電力料金と使用時間で算定され、

消費電力(kW)×使用時間(時間)×料金単価(円/kWh)

で計算されます。

現在の目安単価は、31円/kWh(税込)です(令和4年7月22日に改定)。

※3:「全国家庭電気製品公正取引協議会」のサイトを参考にしています。

「こたつ」が他の暖房器具よりも電気代が安いことがわかりましたが、それ以外にメリットもあればデメリットもあるので簡単に紹介したいと思います。

<メリット>

● 電気代の節約になる

● 他の暖房器具より価格が安い

● 足元がすぐに暖められる

● 部屋の空気が乾燥しづらい

● 種類やサイズ、デザインが豊富

● 不要になった場合、他の暖房器具よりも処分しやすい

<デメリット>

● 場所をとる

● 使用場所の掃除がしづらい

● 使用しない時の収納場所が必要

● こたつ専用の掛け布団・敷布団の洗濯(またはクリーニング)が必要

● 眠たくなる

● いつの間にか寝落ちしてしまう

などがあります。

また他のメリットもあります。私が「こたつ」でくつろぐようになってから、我が家の猫がかまって!と言わんばかりに膝元の掛け布団に乗っかって甘えるようになったり、昼寝をしたりすることが増えました。

「猫にこたつ」とはよく言いますが、私が仕事で留守にしてるときなどは、一人でこたつに潜って寝ているようです。

やっぱり暖かくて気持ちがいいのでしょう。

最近は「こたつ」の種類も豊富になり、お一人様用や省スペースタイプなどもあって一人暮らしでも選びやすくなりました。

我が家ではこちらのタイプを使用しています。

フラン こたつ3点セット

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※ こたつ台(テーブル含む)と掛け布団・敷布団がセットになっています。

「こたつ」で節約といっても正直なところ私はこのこたつだけでは真冬の寒さをしのげないので、上半身は結構な厚着をして過ごしていました。

それでも部屋全体が更に冷え切ってる場合は、電気ストーブ(カーボンヒーター)も同時に使ったりしました。

「こたつ」と「電気ストーブ」をうまく使いこなしながら節電を心掛けていたら、電気代は前の年よりも節約できました。

最後に)

上記はあくまで個人の経験・感想です。

WHO(世界保健機関)による「住まいと健康に関するガイドライン」では、寒さによる健康影響から居住者を守るための室内温度 として18°C以上を強く勧告しています。

健康を損なわないように、ご自身やご家族の体調、環境などを考慮して寒さ対策を行うようにしてください。

参考)

「住まいと健康に関するガイドライン」(国土交通省)